【終了】新蔵展示「紺屋金子家の型紙」展を開催
2019.9.5
金子家は岡山県高梁市で明治から大正にかけて紺屋(染色業)を営んでいました。
そこで使用されていた型紙は、紺屋を廃業した後も大切に保存され、
平成30年7月に当市に寄贈されました。
今回は金子家から寄贈を受けた500枚の型紙のうち、27枚を展示しています。
★金子家の型紙の特徴★
*縞・鮫など小紋柄が多い
縞は特に壊れやすく保存がむずかしいため、古いものはあまり残っていません。
金子家の型紙には、様々な縞が良い状態で多く含まれています。
また、鮫や割付柄など小紋の型紙が多く残っています。
*三木の型屋の商印が多く捺されている
三木(兵庫県三木市)には、かつて型紙商人がいました。
金子家の型紙には100枚以上に商印が捺してあり、三木の型屋のものも多く含まれます。
三木では江戸時代には型紙製作を行っていましたが、近代以降は仕入れ販売に移行していったようです。
白子の型紙商の資料には、明治以降三木に型紙を卸している内容のものがありますので
金子家の型紙の多くは、白子から三木を経由して伝わったものと思われます。
期間 平成31年4月18日(木)~令和元年8月18日(日)
場所 伊勢型紙資料館 新蔵
お問合せ 鈴鹿市文化スポーツ部 文化財課(059-382-9031)
うずまき
松の縞
展示風景