【終了】「伊勢型紙と文様5 まるでクイズ!な文様たち」展開催について
2019.2.1
伊勢型紙の文様をご紹介する企画展の5回目です。
時代によってさまざまな意味が与えられてきた装飾文様ですが、古典文学や故事、その当時の流行などの背景が隠されていることもよくあります。今回の企画展では、現代の私たちには少し難解かもしれませんが、当時の人々には身近に楽しむことができた文様をご紹介します。留守文様や隠し文字など、まるでクイズのような文様の世界を楽しんでいただけたらと思います。
会期 開催中~平成31年4月14日(日) 月曜・火曜・第3水曜日は休館
時間 午前10時~午後16時
場所 伊勢型紙資料館 新蔵
*恵比寿大黒留守文様↑
人や物語に由来する道具などで物語を暗示する文様を「留守文様」といいます。
これは鯛で恵比寿を、小槌で大黒天を表している留守文様です。道具の持ち主がいない(留守にしている)ことで、そのイメージも膨らみます。
*三筋蝙蝠↑
8代目市川團十郎の代表作「与話情浮名横櫛」での登場人物・蝙蝠安と与三郎の疵(三筋)を表し、さらに蝙蝠柄を好んだ團十郎を思い起こさせる作品です。